オニールが開発したCAN-SLIM システムですが、詳しく知りたい方は、オニール著の「オニールの成長株発掘法」という本を読むことをオススメします。
分厚い本の半分ほどが、CAN-SLIMのスクリーニングに関しての説明で、具体的な数値基準も載っています。
でも、これを元に実際に自分でスクリーニングをするのは結構大変です。機関投資家の保有数の変化、とか、自分では調べにくい項目もありますし。
でも大丈夫!
なんと、IBDが私たちの代わりにCAN-SLIMのスクリーニングをしてくれているので、IBDの会員になれば、このCAN-SLIM セレクトのリストが見れちゃうんです。
これを知った時は本当に嬉しかったですね。もっと早くにIBDの会員になっておけばよかったと思いました。
さて、実際のCAN-SLIM セレクトのリストは、こんな感じです。
データは2年ほど前のものです。
総合評価が高いものほど、上に表示されます。
私は、このリストから単独で選ぶのではなく、他のもう一つのリストと重複している銘柄を選んでいました。
このやり方はかなり気に入っていて、IBDの会員になってからの成績が飛躍的にアップしました。
何より気に入っていたのは、リストを見るだけなので、銘柄選定が数分でできてしまう手軽さでした。
にも関わらず、このやり方で損切りになったことがない、かなり手堅いやり方でした。
しかし、2022年上旬、残念な事実が判明しました。
このCAN-SLIMリスト、もう更新がされないことになってしまいました。
ことの始めは2021年の後半から、
「最近、CAN-SLIMリストの銘柄が全然入れ替わってないな。。。」と、何となく不思議な感じがしていました。
さらに、IBDのトップページ>リスト類から「CAN-SLIM」の文字が消えている!
いよいよ不安になってIBDに問い合わせたところ、衝撃的な返事がありました。
その時の返事がこちら↓↓↓
日本語訳がこちら。
CAN SLIM Selectは、NorthCoast Asset Managementが運用するCANGXファンドに連動していました。
NorthCoast Asset Managementが管理していたファンドを追跡していました。
ノースコースト・アセット・マネジメントは2021年にファンドを閉鎖し、更新は終了しました。
更新が終了し、当サイトから削除されました。
ご迷惑をおかけしたことをお詫び申し上げます。
CAN SLIMセレクトに代わるリストはございませんが、IBDのリストを模倣することは可能です。
IBD Stock Screenerのリストを模倣することができるかもしれません。弊社プロダクトコーチとのセッションを設定することも可能です。
弊社プロダクトコーチとセッションを組み、この設定についてサポートすることができます。
セッションをご希望の方は、800-831-2525までお電話ください。
担当者よりご連絡させていただきます。
オーマイゴッド!です。
まず、何が一番びっくりしたかって、IBDが自前でCAN-SLIMリストを作っていなかったことです。
IBDはウィリアム・オニールが創設したものです。
そのオニールさんの投資の真髄とも言うべき手法がCAN-SLIMだと言うのに!!!
CAN-SLIMリストのないIBDなんて、もはや契約更新する意味があるのか?とすら思いました。
ここから先は邪推かもしれませんが、2021年6月にIBDが米新聞・出版大手のニューズ・コーポレーションに買収されたのですが、それが影響しているのかな?なんて。
裏の事情はよくわからないです。
私的には、かなりのビッグニュースですが、世間的には何の反応もなく、ひっそりとCAN-SLIMリストが終了してしまいました。
後日談。
IBD Stock Screenerを使って、CAN-SLIMに似たスクリーニングをするべく、IBDのプロダクトコーチセッションを依頼するために、800-831-2525に連絡をしました。
結果、セッションは米国在住のIBD会員に限られる、とのことで、残念ながら数値基準を教えてもらうことができませんでした。
どなたかお知りの方、または、米国在住のIBD会員の知り合いの方などいらっしゃいましたら、是非とも情報共有をお願いいたします!!!