妻という立場は、投資にとても有利です。
1つ目の理由。
妻が投資をする場合、生活費を削ることなく投資資金を作ることが可能になります。
家庭の事情にもよると思いますが、男性の稼ぎは生活費に直結するのに対して、女性の稼ぎはどちらかと言うと、プラスアルファの収入として考えられることが多いのではないでしょうか。
なので、投資の元手を作りたいと思えば働けば良いし、もっと稼ぎを増やしたいなら、一時的に無職になることを恐れることなく気軽に転職活動ができます。反対に、もっと投資を極めたいと思うなら、無職になって、ひたすら投資をすれば良いのです。
これらの重要な決断が、妻の場合は、家計を脅かすことなくできるのがメリットです。
良いか悪いかは別として、男性は一家の大黒柱という考え方がいまだに一般的なため、転職したり、ましてや無職になるというのは、選択肢としてあまり考えられないか、家計を脅かす相当の覚悟が必要です。
2つ目の理由。
投資は、自動操縦モードに入るまでは、結構な勉強が必要です。
フルタイムで働く人の場合、その勉強時間を確保するのは大変なことです。
なので、忙しい夫に替わって、妻が勉強をして投資を始めるのが理にかなっていると思います。そして、投資がある程度軌道に乗って、少しのメンテナンスで済む自動操縦モードに入ったら、そのやり方を夫に教えてあげれば良いのです。
3つ目の理由。
夫婦が対等な立場になれる。
夫婦はチームワークです。夫が稼ぐなら、妻がそれを増やす。
ひと昔前のように家事がまだ重労働であった頃は、夫の仕事と家事は対等な労働でしたが、現代は家電が発達し、家事は圧倒的に楽になりました。
もはや家事は、夫の仕事と見合う労働ではありません。
だからと言って「夫の稼ぎに頼って生活してる」と卑屈になる事は、健康的な人間関係ではありません。
便利な家電に頼って生まれた時間に投資を勉強して、家計の資産を増やして、夫と自分はお互いに助け合っているパートナーだという意識を持つことができます。