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IBDとは
IBDとは、Investors Business Dailyの略で、日本語に直訳すると、「投資家向けビジネス新聞」といった感じです。
株式市場、国際ビジネス、金融、経済をカバーするアメリカの新聞およびWebサイトです。
競合紙は、ウォール・ストリート・ジャーナル。
史上最年少でニューヨーク証券取引所の議席を購入した伝説の株式仲介人、ウィリアム・オニールにより、1984年に発刊されました。
ウィリアム・オニール
ウィリアム・オニールは、米国の起業家・株式仲介人で、当初は機関投資家向けにサービスを提供する証券調査会社を設立しました。
1984年には、一般の人向けにもサービスを開始。
当初は「新聞」の形態でしたが、今はデジタル版が主となっています。
IBDにより、以前はプロの投資家とマネーマネージャーしか利用できなかったタイプの調査と格付けへのアクセスが、「普通の人」にも可能となりました。
今のように個人投資家がお金を稼ぐために必要なルール、調査、評価を行えるようになったことは、革命的です。
「 Investor’s Business Dailyは、すべての情報を1つの効率的な場所で探している個人投資家にとって成功の秘訣です。」KATHY D.、CO、投資家
IBDの目玉は、なんと言ってもオニールが開発したCAN-SLIM投資システムです。
CAN-SLIMとは、「株価が上昇する前に共通して現れる7つのサインの頭文字の組み合わせ」のことです。(CANSLIMの詳しいことは、別のコラムで紹介します。)
1960年代初頭、オニールはCAN SLIMアプローチを使用して、18か月で個人アカウントを5,000ドルから200,000ドルに増やしました。これらの利益で、彼はニューヨーク証券取引所の議席を購入する当時最年少の人物となり、現在350人以上の世界有数の機関投資家にサービスを提供している証券調査会William O’Neil + Co。を立ち上げました。
〜以下、IBD大学より抜粋〜
なぜIBDを使用するのですか?
私たちの目標は単純です。市場が上昇しているときにあなたがお金を稼ぐのを助け、市場が弱まり始めたときにあなたの利益を保護することです。それはすべて、IBDのCANSLIM Investing Systemを使用した基本的なゲームプランから始まります。これは、米国個人投資家協会による15年間の独立した調査によると、第1の成長戦略です。
投資を始めたばかりでも経験豊富な投資家でも、ポートフォリオを成長させるために必要なツールとトレーニングの両方にアクセスできます。また、同様に重要なこととして、ポートフォリオを保護することもできます。これは、リスクを最小限に抑え、利益を最大化するために、あらゆる分野の人々が30年以上にわたって使用してきた戦略です。
「 CAN SLIMシステムは、私が今まで出会った中で最も包括的で正確な金儲けツールです。」
ジュリーP.、IBD加入者
IBDは、日本ではあまり知名度が高くありません。
こんなに投資に有益な情報があるのに、日本人の個人投資家の間で無名に近いのは、私にしたら信じられない思いです。
その理由はひとえに、IBDが英語表記のサイトだからです。
しかし、投資をする上で必要最低限なデータは、会社名やチャートや数字なので、英語のサイトでも慣れてしまえば案外難なく使えます。
もちろん私も、母国語は日本語なので、IBDのコラムを読むのには苦労しています。
英語のままでは読めないので、DeepL翻訳という翻訳サイトを使っています。
でも、考え方によっては、投資と英語が一気に学べるチャンスでもあります。
最初の数年は全く意味の分からなかったコラムのタイトルも、
何年間か読み続けていたら、翻訳を使わなくても分かるようになっていて、自分が少しづつ成長しているのを感じるのも嬉しいものです。
また、日本のサイトで、米国株に関してここまでデータが網羅されているサイトは私調べでは見つけられませんでした。
また、日本で手に入る米国株の情報は、その時点で誰かの主観が入ったデータになってしまっていることが少なくありません。
日本語で米国株に関するたくさんのデータを自分で収集して、整理する手間に比べたら、
IBDの一箇所で一気に情報を得てしまった方が楽、というのもあります。
私は特に面倒くさがりなので、投資に際して毎日チェックするサイトの数をなるべく減らしたいという気持ちがあります。
IBDは初心者こそ使うべきだと思います。