英語のサイトから情報を得るなんて、投資の初心者にはハードルが高いと思う方が多いと思いますが、逆です。
「初心者だからこそ」、IBDのような情報サイトの会員になって、
そこの推奨銘柄からまずは選ぶのが無難です。
米国市場には、5000社以上の会社が上場しています。
投資を始めたばかりの状態で、その中から適切な銘柄を選択できる自信はありませんでした。
米国版の四季報から、1つずつ見ていく?
時間がかかりすぎます。
Yahoo! ファイナンスなどで、一気にスクリーニングできる無料の機能もありますが、そもそもスクリーニングの基準が分かりませんでした。
専門家の推奨銘柄や、株式情報の雑誌や新聞から選ぶのも、気乗りがしませんでした。
誰もが手に入れられる情報に、そこまでの価値はない気がして。
また、株は絶対に新規購入で参入してはいけないタイミングがあります。
上昇相場の最後、もしくは下落相場に入った状態の時です。
マーケットが下落相場に入ると、それにつられて全銘柄の75%が下落します。
つまり、その時期に何かを買ったら、4分の3の確率でハズレということ。
けれど実際に今がどういう相場なのか、ニュース番組などを見ていても、誰も教えてくれません。
どうしてそんなに大事なことを誰も教えてくれないのか不思議で、途方に暮れ、数ヶ月は足止めをくっていました。
今なら分かるのですが、今が弱気相場なのか強気相場なのかということは、投資の世界でも一番判断が難しい問題であり、専門家でも断定はできないことなのでした。
振り返ってあの時が弱気相場だった、と事後的にしか分からない事もあります。ましてや入り口の段階で「今から弱気相場が始まる。」なんて断言できる人はいません。
当時はそんなことも知りませんでした。
そこで、IBDです。
結果的に、IBDに入会して大正解でした。
入会して、いくつかのリストを見て、そこからさらに自分にフィーリングにグッとくるものをいくつか買いました。
上昇相場だったこともあって、順調に株価が上昇し、1度も投資の成績がマイナスになることなく、投資家デビューを果たすことができました。
実際、IBDで選んで買った銘柄が、何ヶ月後かに経済ニュースの専門家の推奨銘柄としてオススメされる、ということが何度もあり、その度にIBDの凄さを思い知りました。
自分1人では知りもしなかったし、選ばなかったであろう銘柄ばかりでした。
これは、本当に幸運なことだったと思います。
投資をこれから始めよう、という人にとって、1番大事なのが、「いかに早く安全地帯に辿り着くか。」です。
ここで言う「安全地帯」とは、株価が20%以上上昇し、20%のところで損切り設定をしても、投資のリターンがマイナスになる可能性が消滅した地点のことです。
もっと言うと、株価が倍、つまり100%上昇した地点くらいまで行くと、かなりの安心感が得られます。
そこまで行くと、よほどの暴落が起きて、よほどボケっとしていていない限り、投資成績がマイナスになることはありませんから。
もし投資のスタートダッシュでつまずいてしまうと、いきなり含み益を抱えてしまうか、マイナスで損切りすることになり、次に買うのが怖くなってしまいます。
もし、IBDを知らなかったら?もし、下落相場の入り口で買ってしまっていたら?
考えると怖いです。
先ほど私は、「フィーリングにグッとくる」銘柄を買ったと言いました。
こんなアバウトな基準で決めていいの?と思われるかもしれませんが、大丈夫なのです。
私がよく見る、IBDのあるリストに載る銘柄は、20銘柄ほどです。
その時点で、5000社中の、20位以内、ということです。
もちろん、IBDの哲学・スクリーニング基準に照らして合格した20社です。
ネットで無料で使える「時価総額」でスクリーニング、とか、「EPSの伸び率」でスクリーニングとか、そんな薄っぺらい?スクリーニングではありません。
IBDには、オニールの考案した、CAN-SLIM セレクトというスクリーニング基準と投資戦略があり、
米国個人投資家協会によれば、第1の成長戦略です。
1998年1月から、2013年12月までの、
S&P500のパフォーマンスがプラス4.1%なのに対して、
IBDのCAN-SLIM システムによる投資では、プラス23.9%となっています。
私の感覚だと、上昇相場の際にリストに載っていた銘柄でハズレは20銘柄に2つくらいでした。
もちろん、ひとたび下落相場となれば、いかにIBDのリストに載っている銘柄であろうとも、下落は免れません。
先ほども言ったように、市場の4分の3の銘柄は、マーケットと同じ方向で動くからです。
IBDのリストに載っている銘柄も、例外なく下がります。
そういう時のために、IBDでは、常にマーケットの方向性を確認することを、全ての会員に求めています。
さらに、その方向性に応じて、投資家が取るべき投資行動の指針を与えてくれます。
上昇相場なら買い。
調整相場なら、そのまま保有か、一部売却を検討。損切り設定の確認など。
下落相場なら、徐々に売却して現金比率を増やして、待機。
投資をする上で、今のマーケットの方向性を知ることは、1番大事、といっても過言ではないと思います。
にも関わらず、そんな初歩的なこと(だけど1番大事なこと)を教えてくれるニュース番組やサイトは、
私の知る限りひとつもありません。
これを毎日、IBDで目視で確認できることが、どれだけありがたいことか。
「マーケットの方向性を知れる」というのが、投資の初心者こそIBDを使うべき理由の1つです。